
東高祭を終えて
第51回東高祭「楽しすぎて滅!爆裂青春してる東高祭」が、6月8日(月)、9日(火)に文化祭、10日(水)に安城市総合運動公園で体育祭として実施されました。3日間とも天候に恵まれ、生徒たちが協力して作り上げたダンス、団旗、各種企画、そして応援演舞を無事に発表することができました。
大変短い準備期間であったにもかかわらず、いずれも完成度が高く、生徒たちの力量と熱意に深く感心するとともに、私たち教職員も大きな力をもらいました。
特に10日の体育祭では、一人ひとりが競技に懸命に取り組む姿や、一糸乱れぬ動きと迫力に満ちた応援演舞に、多くの担任が胸を打たれ、思わず涙ぐむ場面も見られました。まさに「一生懸命な姿は人の心を動かす」瞬間でした。
このようなかけがえのない瞬間に立ち会えた喜びとともに、私自身が担任をしていた頃の楽しかった思い出もよみがえってきました。
今回の行事を通して、生徒たちは多くの貴重な経験を積むことができたことと思います。これらの経験が、今後の学校生活や地域社会での活動に生かされていくことを期待しています。…

総体予選結果
5月10日(日)すべての種目の総体西三河…

令和8年 1学期始業式より(R80407)「挑戦することの本当の意味」
皆さん、おはようございます。
新しい学年の始まりにあたり、皆さん一人一人の新たなスタートを祝えることを、大変うれしく思います。
さて、今日私が皆さんに伝えたいのは、「挑戦することの本当の意味」についてです。皆さんは、どうしても「失敗を避けたい」「評価を下げたくない」という気持ちを強く持ちがちだなと思っています。それ自体は、向上心の裏返しであり、決して否定されるものではありません。しかし一方で、その慎重さが、挑戦への一歩を妨げてしまうこともあ
ります。
学問とは、本来、わからないことに向き合う営みです。正解がすぐに見えない問いに取り組み、仮説を立て、考え、試し、そして間違えながら理解を深めていく。その過程こそが、皆さんの思考力を鍛え、真の学力を形づくります。つまり、仮説を立て、考え、試した失敗は避けるべきものではなく、挑戦した証な
のです。
この一年、ぜひ意識してほしいのは、「少し背伸びをする挑戦」です。例えば、
・まだ完全に理解できていない分野に、あえて踏み込んでみる
・難易度の高い問題に、時間をかけて粘り強く取り組んでみる
・自分の意見に責任を持って、人前で発信してみるなど、
その一つ一つが、皆さんの思考の幅と深さを確実に広げていきます。
また、本校での学びは、単なる受験のための知識習得にとどまりません。問いを立て、考え抜く力は、社会に出てからも、そして変化の激しい未来を生きるうえでも不可
欠な力です。だからこそ、結果だけで自分を評価するのではなく、どれだけ真剣に挑戦したかという過程を、大切にしてほしいと思います。
挑戦とは、孤独な行為ではありません。互いの努力を認め合い、刺激し合える仲間がいることは、皆さんにとって大きな財産です。他者の挑戦を尊重し、自分もまた応援さ
れる存在であってください。私たち教職員は、皆さんが安全に、しかし大胆に挑戦できる環境を整え、全力で支えていきます。
そのために今年度は皆さんに自主・自律を目指して、様々なことに挑戦してもらうため、学校としても皆さんに考えて行動してもらう時間を設けました。具体的に3点お話
しします。
まず1点目は「土曜講座」を1年生は廃止、2年生は希望制とします。
2点目は夏休みの出校日なし、1.2年生の夏休み8月と12月の冬休み課外廃止。
3点目東高祭1日目は午前準備、午後開会式等を行い、2日目は終日文化祭の日程にすることです。
この決断に至ったのは、今までは皆さんに「量」を与えて学習に取り組むことを重視してきましたが、「質」にシフトチェンジすることを意味しています。要するに学習に関しては皆さん自身が自分の力で予習・復習を行わなければいけない重要性がより出てきたことを意味します。学校行事については計画的に準備をすすめ、東高祭を昨年以上に皆で盛り上げ、思い出に残る行事にしてほしい。そして、時間的余裕ができた時には普段の学校生活でなかなか挑戦できないことを思い切ってやってほしいからです。
さらに今年一年で自主・自律を心がけて学習、学校生活を送り、令和9年度からは6限授業日を1日増やします。つまり7限授業日3日、6限授業日…

令7 3学期終業式より(R80318)「3年間話してきた2つのこと “グローカルな視点と主体性”」
私が安城東高校に赴任して、丸3年となります。その間、私は始業式と終業式を今日を入れて18回経験したので、私の式辞も今回が18回目となるわけです。振り返ってみると、私はこの3年間、他に卒業式の式辞や碧海野だよりの巻頭言なども合わせると、話題や切り口を変えながら、特に二つのことを意識して言い続けてきました。一つ目は「グローカルな視点を持とう」ということであり、もう一つは「主体性を持って行動しよう」ということです。
この二つは東高スクールポリシーの中で、最も重要な項目であり、東高が人材育成の中で目指しているものです。グローバルな視点とローカルな視点を併せ持つことは、国際理解教育が大きな特色の一つである東高では、必須なものですし、主体性も、みなさんがこれから不確実な現代社会を生きていくにあたって、必ず必要となるものです。
今までお話してきたお話は全て東高のHPの中の「日々是好日(にちにちこれこうじつ)」というコーナーにアップしてありますが、今日はそれをまとめてその一部をざっとお話ししてみたいと思います。
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令7 第48回卒業証書授与式より(R8/2/28)「『歳寒三友』と『風雪磨人』」
式 辞
今から四十年前の昭和六十一年に、八回生によって植えられた中庭の梅の木が、一月初旬に芽を出して、一月二十日から綺麗な白い花を咲かせています。そして校内に植えられている桜の木がもうすぐ芽を出し、満開の花を咲かせる時期が少しずつ近づいています。
そんな冬から春に向かう季節の変わり目の中、早春の今日の良き日に、来賓の皆様のご臨席を賜り、愛知県立 安城東高等学校 全日制課程 普通科の卒業式を無事挙行できますことを、心より感謝申し上げます。
第四十八回生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。また、保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。教職員一同、心からお祝い申し上げます。高校卒業は、お子様の自立に向けた一つの大きな節目として、少しほっとされているのではないでしょうか。
さて、四十八回生のみなさんは、三年前の令和五年の春に、安城東高校へ入学してきました。みなさんが中学生の時に、世界中に蔓延した新型コロナウィルスも落ち着きをみせ、ほぼ制限がなくなっていた時期でした。この年は桜の開花が例年より早く、入学式では校内に植えられている桜も、緑の葉が多かった記憶があります。一年生の春は、高校生活にまだ手探り状態だったと思いますが、その後みなさんは、季節の移り変わりとともに、それぞれの高校生活を、それぞれの形でひたむきに頑張ってきたことと思います。
正門前の校訓「達」の石碑の後ろにあるクスノキに、緑の葉が青々と茂り始めた二年生の初夏の頃には、高校生活にも慣れ、中核学年として勉強に部活動に学校行事に、特に六月に開催された東高祭では、一人一人が躍動したことでしょう。
そして本館前池の築山にあるトウカエデの葉も赤く色づき、秋も深まり始めた十一月の修学旅行では、仲間とともにさまざまな経験をしたことでしょう。
三年生に進級して部活動を退いた後は、ほとんどの人が受験一色となったことでしょう。特に十二月以降の冬は正念場だったと思います。それはちょうど、寒さに耐えながら芽を出し、花を咲かせようとする中庭の梅の木のように、必死に頑張ったのではないでしょうか。いや、今も頑張り続けている人は多いと思います。その努力は間違いなく将来の大きな財産となるはずです。
ちなみに梅という木は、お祝い事のシンボルとして、松と竹とともに松竹梅としてよく用いられますが、なぜお祝い事に使われるようになったかというと、もともとは中国の歳寒三友(さいかんさんゆう)という言葉からきているそうです。歳寒三友とは松、竹、梅の三つの植物を指しており、字は歳月の歳、寒いの寒、三つの三、友達の友と書きます。松、竹、梅は冬の風雪の寒さに耐えながら、青々とした緑色を保ち続けたり、花を咲かせたり、その美しさを保つことから、不屈の精神、強さ、しなやかさ、希望、友情の象徴として扱われてきました。
それに関連して、本校の正門を入って左の大きなヤマモモの木の前には「風雪磨人」と書かれた石碑があります。風雪磨人の字は、かぜ、ゆき、みがく、ひとという字を書きますが、これは本校が開校して九年後の昭和五十九年、全国学校環境緑化コンクール高校の部で、安城東高校が文部大臣賞を受賞して日本一になった時に、当時の文部大臣から贈られた額を元に造られたものです。意味は困難な状況に耐え、努力していくことで人間力が磨かれていくというもので、松竹梅と通じるものがあります。
また、桜の木が開花するには「四百度の法則」や「六百度の法則」がよく言われています。二月以降、毎日の平均気温を足して四百度に達した頃、あるいは、毎日の最高気温を足して六百度に達した頃に桜が開花する、というものです。さらに、桜は冬が暖かすぎると開花が遅れたり、花の数が少なくなったりするそうです。つまり桜の開花には、冬に一定期間の寒さが必要で、毎日のこつこつとした気温の積み重ねが必要ということです。
みなさんは三年間の高校生活で、冬の寒さも経験しながらこつこつと努力を続け、まさに今、梅の木がつぼみをつけて花開いたように成長し、そして桜がこれからつぼみをつけて花を咲かせるように、未来への大きな希望を抱いています。人生には春も夏も秋も冬もあります。冬の後には必ず春が来ます。また、花が咲く時期がその樹木によって違うように、人にも早咲きの人もいれば遅咲きの人もいます。それを踏まえて、私が最後にみなさんにお伝えしたいことは、人生は常に道の途中、英語で言うon…

令7 3学期始業式より(R80107)「《50》から《51》へ 《達》から《続》へ」
令和8年になりました。今年度も残すところ…

令7 2学期終業式より(R7/12/23)「レジリエンスを高めよう」
2学期も今日で終わり、令和7年度も残すと…

令7 創立50周年記念式典より(R7/10/31)「謝辞」
謝 辞
本日は、このように大勢の皆様に…

令7 2学期始業式より(R7/9/1)「《謝》とコミュニケーションについて」
令和7年度2学期が始まりました。今年もまた暑い日が続いています。夏休み中、社会ではいろいろなニュースがありましたが、特に戦争に関する話が多かったように思います。戦後80年の話や、ロシアとウクライナの戦争、ガザ地区イスラエル紛争のニュースが毎日のように報道されてましたね。
その中で8月7日に、総務省が日本国内の人口を発表しました。それによると、現在日本人は1億2065万3,227人で、前年から90万8,574人減り、調査を開始した1968年以降で減少数、減少率が最大となりました。また、国内に住んでいる外国人は367万7463人で、調査を開始した2015年以降で最も多くなりました。前年から35万4,089人増え、増加数でも最多を記録したそうです。なお、愛知県は東京、大阪に次いで外国人の居住者が全国で3番目に多い県でした。人口の減少は気になるところですが、一方で外国人の方たちが増えてきているのは、ますます日本の多文化共生が進んでいると感じさせる結果でした。
日本を旅行などで訪れる外国人の方、いわゆるインバウンドも増えています。これは円安の影響もあります。日本政府観光局によると、2025年7月に日本を訪れた外国人旅行者は343万7,000人でした。昨年の7月と比べ14万人以上増え、7月の人数としては過去最多を更新しています。これで2025年の累計は、約2,495万人で、昨年の同時期と比べて380万人以上上回り、過去最高のペースで推移しています。
逆に私は、夏休み中の7月28日から8月1日にかけて、日本から海外へアウトバウンドとして、シンガポール研修に行ってきました。今回は国際理解コースの生徒と普通コースの生徒、教員と添乗員さんを合わせて、合計79人という大所帯でした。現地の大学生の方々と1日ずっと班別研修したり、シンガポールで働く日本企業のみなさんにお話を聞いたり、シンガポールの歴史や文化、都市開発や計画、海事産業などを学んできました。参加した生徒のみなさんも、授業で習った英語を駆使しながら、一生懸命相手に伝えようとしていました。非常に意義のある、そして視野が広がる良い経験となったと思います。
令和7年度シンガポール研修へ行ってきました!…

令7 1学期終業式より(R7/7/18)「GLS講演会と同窓のつながりと母校愛」
7月10日の創立50周年記念GLS講演会では、講師の中尾実樹先生が、みなさんに多くのメッセージを送ってくださいました。例えば「将来の夢は結論を急がない」「方向性に迷ったら選択肢の多い方を選ぶ」「直観に従うことも大事」「迷う=冒険するチャンス」「答えを求めない」「好奇心のポケットが空にならないようにする」その他にも研究のあり方、大学の魅力、真実を見抜くことの大事さ、ご自身の生き方など、みなさんにとって参考になる、同窓の大先輩からの生きたメッセージばかりだったと思います。そのメッセージをどう受け取るかは、後はみなさんの考え方しだいです。中尾先生のお話を聞いて、みなさんはそれまで自分自身にはなかったグローバルな視野を得られたはずですので、さらに自分の身近な問題と関連付けるローカルな視点で一度考えてみて下さい。
また、最後の質疑応答の時間が非常に良かったと思います。みなさんが積極的に挙手をしてくれたので、用意した時間では足らないくらいでした。約30分で10人から15人くらいの人が質問してくれたでしょうか。みなさんの質問をしている姿を、ああこれがこれからの安城東高校の生徒にとって、必要で重要な姿であると、感心して見ていました。その自主的な姿勢を学校生活や他の日常生活でも心がけて下さい。特に夏休み中にシンガポール研修に行く人は、現地でその姿勢をしっかり見せて下さい。今、安城東高校で育成しようとしている人材は、グローカルな視点を持つ人と、自主性を持った人です。
ちなみに中尾先生からいただいた太宰府天満宮の学業のお守りは、今、職員室の中の廊下側で3年生寄りの壁の高い所に鎮座しています。今後勉強で悩んだ時は、ぜひ職員室に来て拝みに来て下さい。
さて、今年度は創立50周年の年ということで、今後みなさんは、安城東高校の歴史と同窓生の縦横のつながりと、未来の安城東の姿について、見たり聞いたりする機会が多くなると思います。また、その中で母校愛についての話も何回か聞くはずです。2・3年生の人は覚えていると思いますが、昨年度の3学期の終業式で生徒指導部長の小宮山先生が、校歌と母校愛の大切さについて講話をしてくれました。私もそんな話をしてみたいと思います。
GLS講演会では、同窓会長さんをはじめ、同窓会役員、中尾先生と同期の卒業生の方々が大勢いらっしゃってました。安城市の教育長さんも見えられていましたが、実は教育長さんも中尾先生と同期です。中尾先生の高校時代の話のくだりでは、2回生の方々が在校生のみなさんと違った反応をされていて楽しかったですが、同時に世代の違いを超えた、会場全体の一体感もあったと思います。みなさんも将来、何かきっかけとなるようなことがあった時には、すぐに集まることができるような関係や雰囲気を作ってください。その関係や雰囲気こそが、同窓のつながりです。同窓のつながりは人生において、支え、パワー、誇り、喜び、共感、応援、支援など、いろいろなモチベーションとなってくれます。まして、同窓生が社会で活躍している姿をみると、より一層それが感じられます。
東高祭の結団式で、特活主任の磯部先生もおっしゃってましたが、安城東高校の卒業生は、安城市で、愛知県で、日本で、世界で活躍している方が多くいらっしゃいます。同窓会HPに同窓生の活躍というページがあるので、ぜひ見てください(https://www.anjo-higashi.org/blog3-katsuyaku/)。例えば、安城市役所には卒業生の方がかなり多くいらっしゃいますし、現在の安城市では、お二人の副市長さん、先ほど言った通り教育長さんはみな本校OBですし、市議会議員にも多くの卒業生がいらっしゃいます。また愛知県内にも行政から民間企業まで広く卒業生が活躍してます。県議会議員も何人かみえますし、昨年自動車産業界で、上場企業の社長に就任された方もいます。また日本の宇宙の研究の最先端である、国立研究開発法人…

