令6 1学期始業式より(R6/4/9)「一人一人が代表選手!東高は青春選手村」

昨日より安城東高校は新1年生を迎え、いよいよ令和6年度が始まりました。新しい年度となり、みなさんには一人一人それぞれに心に期することや目標があるでしょう。みなさんはぜひ、それらに向けて、思いついた小さなことからでよいので、すぐに行動を起こしてみて下さい。そのうちにではだめです。そして自分で考えて、自分の意志で自主的に動いてみて下さい。

さて、みなさんもご承知の通り、創立50周年がいよいよ来年度となり、この数年間で行ってきたさまざまな改革と挑戦も継続中です。本校の改革と挑戦は、大きく分けて3つあります。1つ目はICT環境の充実。2つ目は教養としての普通科教育の実践。3つ目は生徒の自主自立精神の育成。そして創立50周年に向けた令和5・6・7年度の3か年は、それぞれの年に、学校全体の年度別目標、つまりスローガンを作っています。それは安城東の生徒のみなさんが、これからこのようにあってほしいという願いをスローガンにしたものです。ちょうど1年前に2・3年生のみなさんにお伝えした昨年令和5年度のスローガンは、「安城東高校の大いなる挑戦!〜それは青春応援団!」でした。その意味は、「どんな小さなことでもよいから、何か挑戦してみよう。そしてその挑戦をみんなで応援しよう。まず先生や職員全体がみなさんを応援する。みなさんは自分自身を応援する。同時に友達も応援する。そして先生も自分を応援する。安城東高校に関わる全員が、一人一人の挑戦を応援して、応援の輪を作り、新しい学校文化を育てる応援団になろう、ということでした。つまり、安城東高校という集団が結束して、助け合いながら共に成長しようという意味です。

そして今年度のスローガンは、オリンピックイヤーに合わせて以下のようにしました。

「安城東高校の大いなる挑戦! 〜一人一人が代表選手!東高は青春選手村」

です。みなさんは一人一人が安城東高校の歴史を作る代表選手であり、また自分の人生における代表選手でもあります。学校は職員や生徒全体が、選手をサポートする選手村的存在です。昨年度のスローガンは、応援という、友達や自分を外から応援する客観的立場からの視点でしたが、今年度は視点を主体的立場に変えて、一人一人が安城東高校にとってかけがえのない「代表選手」という自覚をもって、自ら考えて行動する自主的な意識へ発展してほしいという願いが込めてあります。最初から全て自分で考えることが難しいなら、与えられた選択肢の中から自分で選択して行動するのもよいです。例えば、自分の進路や受験大学をまず自分で調べて考えて、それに向かってどのような勉強が必要なのかを、自分で主体的に計画実行してほしいです。全て自分だけで考えるのが厳しければ、担任の先生や保護者と一緒に考え、候補の選択肢の中から、自分の判断で責任をもって選択した上で、主体的に突き進んでほしいです。それ以外でも、人文・社会コースと理数・自然コース(本校の文系・理系の呼称)の選択とその後の将来の仕事、1年生なら部活動の選択とその後の活動の仕方、もっと言えば校則や夏場のさわやかselection時の服装まで、自分で考えて選択し、責任をもって行動してほしいということです。

みなさん一人一人が安城東高校の代表選手として行動した結果が、後輩たちや中学生たちにとって、目標や指針になります。また、自分の人生の代表選手として行動した結果が、後々の自分を助ける支えとなります。そして、我々先生や周囲の友だちを含む安城東高校全体は、代表選手が良いパフォーマンスするために支えてくれる選手村です。というわけで、令和6年度は、みなさん一人一人がまず自分で考えて主体的に動くこと、これをぜひ実践してみて下さい。