【吹奏楽部】第26回碧海野コンサート!〜幸せな芸術空間

●令和4年3月26日(土)、安城市民会館サルビアホールにて、本校吹奏楽部第26回碧海野コンサートを開催しました。在校生、卒業生、関係保護者のみの参加での開催でした。

●「嵐」のコンサートは良いものですが、「嵐の中」のコンサートは大変です。それにも関わらず、本校職員も含めて、保護者の皆様のご家族も含めて、たくさんの方にご来場いただきました。

●今回は二部構成、曲目は次の通りです。

<第一部>

マーチ「ブルー・スプリング」

さくらのうた

星の生まれる歌

<第二部>

吹奏楽のための「ドラゴンクエスト」より

カイト

THE GREATEST SHOWMAN

美女と野獣

J-BEST’21

●プロ、アマチュアに関わらず、生の演奏会は人々を感動させる力があります。一人でCDを聴くのと違って、曲の一部として指揮者と演奏者の息遣いが観客を包み込み、音楽空間を肌で感じることができます。それははやがて、芸術空間へと変質していきます。

●この曲目の中で、際立ったのが(あくまでも、個人的感想です!)、「THE GREATEST SHOWMAN」です。ここでは、4年前の同名の映画の中で話題となった音楽を披露しました。その中の”This Is Me.”は、世界的なヒット曲になりましたね。それとともに、その映画のシーンを生徒がデジタル絵本化し、それに語りも組み合わせてマルチな演出が工夫されていました。まさに、マルチパフォーマンス!(すべてのデジタル絵本が紹介できずに申し訳ないです。)

●この映画は、サーカスを題材にして、多様性(異なる容姿や考えなど)を認め合うことの大切さを問いかけていました。私には、個性的なさまざまな音色から構成される今日の演奏(多様性の調和)と人の多様性を尊重することの大切さが重なり合いました<音と映像と語りによる多様性の表現>。この映画の最後の字幕に映し出された主人公バーナムの言葉、「もっとも崇高な芸術とは人を幸せにすること」を思い出します。

●最後には、令和4年3月卒業生(44回生)20名の卒部式が行われました。ステージで、顧問の野田先生が一人ひとりにお花を手渡し、この演奏会に参加した全員で祝福しました。

幸せなひとときを過ごすことができ、吹奏楽部の皆さんに感謝しています。

(学校長)