R4 愛知県立大学 日本文化学部
合格体験記
愛知県立大学 日本文化学部 国語国文学科合格
荒木 琴葉 (44 回生) 安城市立安城北中学校出身
受験は最低でも一年間、長い人では一年生の頃から受験を考えている人もいるかもしれません。そんな長い受験期に置いて私が大切にしていた三つのことがあります。
一つは目標を明確にすることです。三年生の一学期には受験希望校をきちんと定めることでその一年間どれほど自分が頑張ればいいかが分かりやすくなります。また、普段のテストでも、最低何点取るかや何位以内に入るかをきちんと定めておくと勉強に集中できます。しかしその際にはその目標を達成しなかったからと言って自身をダメに思うのではなく、そこまで頑張れた自分を褒めてから、どこがダメだったか、苦手なとこはどこなのかを考えることが重要です。大事なのは結果に至るまでの過程で自分がどれほど知識を深められたかです。テストを有効活用してください。
二つ目は学校の対策に積極的に参加することです。土曜講座や夏休みや冬休みの課外、また、三年生では自学や受験対策の課外があります。休みの間も含め放課後、暗くなるまで勉強したことは辛かったです。でも、自分をそうやって無理矢理にでも勉強に集中する空間に入れることで勉強以外をしないようにすることは効果的でした。また、一つでも多くの問題に触れておくとたとえその時は何もわからなくとも後々の自分の知識の一つになるので課外や自学も必要なものだと思います。
そして三つ目は基礎を大事にすることです。難しい問題は沢山あります。定期テスト内でも解けない問題は沢山あります。なので、解けない問題より解けるはずなのに解けなかった問題をなくすべきです。また、時間配分に気をつけ、簡単な問題を逃さないこと、英語や古典では単語を覚えること、最低限の公式を覚えることなど、基礎を固めれば満点ではないけれど部分点を狙える問題は沢山あります。一・二年のうちに基礎を固めておけば三年生の際大きな差を作ることができます。全ての問題を解くことよりも解ける問題を完璧にしてください。苦しく、思うような結果が出せずにいるかもしれません。努力は全て報われるわけではありません。けれど何もしなかった結果は全て返ってきます。自分のしてきたことに少しでも後悔しない選択をしてください。