安城東高校 令和3年の「年の瀬」

●「年の瀬」という言葉があります。NHK放送文化研究所によれば、清算の時期としての年末という意味だそうです。江戸時代は、商品を買う場合に代金を後払いにする「掛け売り」が行われていました。その支払いは、盆と暮れにまとめて払うことが多かったことから、「掛け売り」の支払いをちゃんと清算して、無事に年を越せるかどうかという意味が込められたようです。

●「瀬」とは、流れが急で速い川を示す言葉ですので、「年」という言葉を組み合わせることで、慌ただしく時が過ぎていく様(さま)を表しているということでしょう。

●令和3年12月28日(火)、今年最後の冬期学習会(補習)を終え、来年1月3日まで学校はお休みです。今日の午前中は、1年生から3年生まで、希望する多くの生徒が学習会に臨みました。

●3年生は共通テストのプレ演習(写真①)、1・2年生は科目により講義や演習問題(写真②)に取り組みました。午後、生徒の皆さんは部活動に取り組みます。一部の職員は、来年度の新規授業(「グローカル・スタディーズ」)についてのミーティングを校長室で行います。

写真①

写真②

●今日、本校の中庭から空を見上げれば、冬の冷たい風の流れの中に広がる青空を見ることができます。いつも目にしている光景かもしれませんが、青空と雲の流れに時の移り変わりを感じます。

 

●今年は用務員さんが自前の素材で門松を作成してくれました。そこに添えられた葉ボタンは、事務職員と校長が自宅で育てたものです。これを目印に、年神様が迷わず安城東高校へ来てくださることを願います。

●この1週間程度のお休みは、今年の振り返りと新たな出発に向けて、心と体のエネルギーを貯める時間であることは、皆同じです。

●今年お世話になった職員、PTAの皆様、そして新たな安城東高校の学校文化を育ててくれた生徒の皆さんなど、本年度、本校を支えていただいたすべての方に感謝しつつ、皆様にとって、良い年末・年始が迎えられますようにとお祈りして、今年最後の言葉といたします。

(学校長)