令5 着任式より(R5/4/7)「安城東の大いなる挑戦!青春応援団!」

 

ただ今ご紹介いただきました、近藤和巳です。緑豊かで先進的な安城東高校に着任して今とてもわくわくしています。本校は今年度が創立48周年となり、2年後の令和7年に創立50周年を迎えますが、前任の村瀬校長先生の後を引き継いで頑張りますのでこれからよろしくお願いします。

少しだけお話をさせてください。少子化が進む中、日本の高校が転換期を迎えている今、安城東高校が今よりさらに良い学校となるにはどうしたらよいかということを今私たちは考えています。一番の基本は、まずあの高校に行きたいと思ってもらえるようにして、次に入学後も生徒が充実した学校生活を送れるようにして、さらに後輩に勧めることができるようにすることが大事かなと思います。そのために、これから創立50周年に向けたさまざまな取り組みをそのきっかけにしたいと考えています。  2・3年生のみなさんは、自分たちは2年後の50周年なんて関係ないじゃんと思うかもしれませんが、それは違います。学校の歴史と伝統は1学年ごとのバトンの引き継ぎによって作られます。例えば3年生の1人の進学実績や部活動の結果、たった一つの言葉や姿勢が中学生の安城東に行きたいという気持ちを起こさせるかもしれませんし、後輩のモチベーションを上げるかもしれません。あなたたち一人一人の頑張りが安城東の歴史を作るのです。

さて、そういったわけで、創立50周年に向けて、今年から3年間共通の大目標を作りました。それは「安城東の大いなる挑戦!」です。みなさんはぜひ、小さなことでも何でもよいので挑戦をしてください。そしてそこには必ず「自分で考えて自分で動く」という気持ちを取り入れて下さい。みなさん一人一人の挑戦の集合体が学校全体の挑戦となり、本校の新しい道のりとなります。

さらに大目標に続いて1年ごとの小目標も作りました。3か年最初となる今年度の小目標は「それは青春応援団!」です。大目標と今年の小目標を続けると、「安城東の大いなる挑戦!それは青春応援団!」となります。この言葉の意味は、先ほどの「生徒一人一人が自分で考えて自分で動いて挑戦をする」ことに対して、まず学校職員全体がみなさんを応援する。みなさんは自分自身を応援する。同時に友達も応援する。そして学校職員も自分を応援する。安城東高校に関わる全員が、一人一人の挑戦を応援して、応援の輪を作り、新しい学校文化を育てる応援団になろうということです。

また、青春という言葉は、一般的にはちょうどみなさんの年代が青春時代ということになりますが、これは単に年代のことだけを指すのではないと思います。ドイツの詩人サミュエル・ウルマンが「青春の詩」という作品でも言っている通り、気持ちが若くて意欲的な人は何歳になっても青春時代ですし、気持ちの持ち方を表す言葉であると私も思います。そして、そういった精神的青春時代の経験や思い出は、人を成長させる土台となります。みなさんは、年代的にも気持ちの上でも意欲的で挑戦をする青春時代を過ごしてほしいと思います。チーム安城東高校の全員で一丸となって「青春応援団」になりましょう。