【重要】1学期の評価について<47回生1年生限定>
〇1学期末考査が本日(6月30日)終了しました。お疲れさまでした。1年生だけでなく保護者の皆さんも入学した高校での初めての評価が気になるところですが、明日から2学期中間期が始まります。「さわやかSelection!」(クリック!)の再開です。新たな気持ちで取り組んでください。
〇高校では、単位取得認定(進級のための単位の取得)があり、中学校における評価とは異なる点があります。特に、現在の1年生は、新しい教育課程での教科科目を学んでいますので、現在の2、3年生とは異なる評価の手法を取ることがあります(これは全国共通です)。1学期の評価については、保護者会で担任がお渡しをします。
今年度の1年生については、次のような考え方で1学期の評価を行います。保護者会は限られた時間の中で行いますので、事前に下記の事項についてご確認いただければ幸いです。
(教務主任森部)
(1) 評価の算出について
●5段階にて評価を算出し、その結果を保護者会で示します。これは、学習の達成具合の評価となります。ちなみに、学校の記録に残る評価は「評定」という言葉で表現し、学年末の5段階「評定」がそれにあたります。1年生から3年生までの、すべての科目の学年末の評定は、進学等のための調査書に記入されます。大学入試等を受験する場合、3か年の「評定」の総合計の平均値が大切になります。(高校受験とは異なります)。
●1、2学期の5段階の評価は、*課題の提出状況、小テストの得点、長期休業課題の取組状況、課題テストの取組状況、授業中のパフォーマンステストの得点など、考査以外の取組状況も踏まえて、総合的に算出します。
(2) 3観点別の学習状況の評価について
●5段階評定とは別に、観点別の学習状況の評価が中学校ではすでに導入されています。1年生の皆さんは、中学校の時(2021年度から)に、3観点での学習状況の評価を受けていました。これは、新しい学習指導要領に従って決められた国策です。
●3観点とは、「知識・技能」、「思考・判断・表現力等」、「主体的に学習に取り組む態度」です。これは、目標に対する学習状況の見取り(学習の傾向性、学習の質)です。ABCで記されます。
A:「十分満足できる」状況と判断されるもの
B:「おおむね満足できる」状況と判断されるもの
C:「努力を要する」状況と判断されるもの
●本校においては、今年度は、この観点別の学習状況の評価(ABC)については、2学期から、5段階の評価とともに生徒・保護者の皆さんに示すことにしています。「主体的に学習に取り組む態度」の学習状況の評価については、ある程度の期間をおいて見とる必要があること、1年生1学期は高校での授業時数がまだ少ないこと、公正で妥当な学習状況を見とる手法を学校で検証する必要があることなどがその背景にあります。
(2、3年生については、3観点別の学習状況の評価を生徒・保護者に示すことはありません。新しい学習指導要領のもとでの教育課程ではないからです。卒業時の記録に残す必要もありません。)
●7月の1年生保護者会では、1学期間の各科目の学びの中途評価について、5段階で示し、3観点別の学習状況の評価は示しませんので、ご承知おきください。もちろん、1学期の間に行われた、考査以外の上記*の取組状況も踏まえて、総合的に5段階の評価を算出します。
(3) 「再考査」について
●本校では、各学期の学習の取組状況について自省を促すという意味で、「再考査」を実施しています。これは、考査の「再」チャレンジです。今年度の1年生については、考査の「再」チャレンジの意味を明確にするため、考査の得点が一定の基準点に満たない生徒に受査を求めます。その際の基準点には、上記*の取組状況は加味されていません(この点が、2、3年生とは異なります)。
●「再考査」受査は、担任から個別に連絡がありますが、単位取得認定(進級のための単位の取得)に関わる問題に発展しないようにするために行うものですので、その趣旨をご理解ください。ただし、「再考査」が不合格ということになると、単位取得不認定につながる可能性が出てきます(合格であれば単位取得不認定の可能性は低くなります)ので、真剣に考査の「再」チャレンジのための学習に取り組んでください。各学期ごとに「再考査」を実施し、その都度、合否を示します。複数回のチャレンジの機会を保障していますので、前向きに取り組むことが肝心です。
(4) 単位取得認定について
●学年末における各科目の単位取得認定は、学習の取組状況と授業への出欠席状況をみて、学校長が総合的に判断します。単位取得認定に関わる問題が生じる前に、その状況の程度に即して、段階的に学校がお話をさせていただきます。担任から個別に連絡がありますので、不安な点がございましたら、どうぞ担任にご相談ください。
明日から2学期中間期に入ります。この時期は夏休みが間にあり、普段の高校生活では体験できないボランティア活動、大学見学会、大学主催の教養セミナー(クリック!)が校外で開かれます。猛暑が続き注意が必要ですが、ぜひこの機会を活かして、高校生活初めての夏休みを価値あるものにしてほしいと願っています。