2年生「コミュニケーション英語」の授業(ICT活用)

●2018年に行われた国際的な学習到達度調査(PISA)(クリック!)における授業中でのICT活用状況は、これまでと同様に、日本は、OECD(経済協力開発機構)(クリック!)加盟国(38か国)中最下位であった。日本のほとんどの生徒は、ICTについて、「ネット上でのチャット」「一人用のゲームで遊ぶ」こと以外に使っていないということである。

●安城東高校では、一人一台、キーボード分離型タブレットPCが在学中全員に無料貸与しています(現3年生については、必要に応じて)。来年、HR内に充電庫が届けば、さらに利便性は高まり、生徒のICT活用能力の育成に本格的に取り組めます。

●下記は、令和3年12月20日(月)に行われた、2年生「コミュニケ―ン英語」の授業です。貸与されたタブレットPC で、日本の伝統文化を他者にクイズ形式で英語でプレゼンする取組を進めています。

●2年生はこれまで、教科書 Revised POLESTAR English Communication Ⅱ(数研出版)Lesson 7 Rakugo in Englishという単元で、英語で落語に挑戦する噺家について学んできました。

●今学期、2年生には一人一台、タブレットが与えられ、生徒は学習に活用しています。そこで、本時では「落語以外の日本文化についても英語で紹介すること」を目標にタブレットを活用して授業を行いました。

●落語以外の日本の事物について、好きなものを1つ挙げ、インターネットで情報を集め、それについて紹介する英文を作りました。グループ活動では、それぞれが作った英文を読み、何について説明しているのか推測するクイズを行いました。生徒は、日本の事物を英語で紹介することの難しさを実感しながらも、とても楽しんでいる様子でした。以下、生徒の感想を引用します。

「同じお題でも違った見方があるので面白かった。」
「日本固有のものを英語にするということの大変さを知りました。」

「前置詞の使い方とかもっと勉強して、覚えないと文がつくれないと思ったので、また勉強し直したい。」
「自分の知っている単語で意味の通るクイズを作らないといけないのが難しかった。」

●実際に、外国の方に日本の事物について聞かれたとき、スラスラと説明できるようになりたいですね。そのためには、英語の力以前に、日本のことをもっと知らなければなりません。これからも日本文化について関心を深めながら、英語の勉強に取り組んでいきます。