R3 名古屋大学 経済学部

合格体験記

名古屋大学経済学部 合格

川崎笑佳(43 回生) 安城市立安城北中学校出身

勉強を続けていく上で一番重要なことは、苦手な分野との向き合い方だと思います。やり たくないという気持ちが強く、自分からなかなか取り組むことは難しい。しかし、後回しに することで、本当に必要になったときに気づいたときにはもう遅く、結局避けてきたことを 後悔するというパターンがよくあります。私は、模試を活用して苦手な分野をいち早く発見 できるようにし、気づいたときにすぐに対処できるようにしました。模試は良問の宝庫です。 せっかく時間を割いてたくさんの模試を受けているのだから、復習を一番重要視してみて ください。わかったつもりでいることが受験生にとっては一番の恐怖です。私の好きな言葉 に「無知であることを恥じず、無知に甘えることを恥じる。」という言葉があります。知ら なかった、わからなかった、解けなかったということは恥ずかしいことではありません。む しろそこで気づけてよかったのです。わからないことに気づいたら、まず、多くの時間を割 いて自分で考え、それでも納得できなかったら是非先生方を頼ってみてください。先生方は きっと期待に応えてくださいます。そして、多くの演習を積んでください。もし課外授業が あるならば、参加することでよりハイレベルな問題に触れることもできます。自分を取り巻 く環境を最大限活用してください。

加えて大事にしてほしいことは、正しいベクトルの努力をすることです。自分に必要では ないことを過剰にやって多くの時間を割き、たくさん努力をした気分になることだけはや めてください。自分に本当に必要なことを見つけることも頭の良さの一つです。長時間かけ てもいいので自分としっかり向き合って本当に必要な努力をしてください。

そして、この二つに共通することは達成するのにたくさんの時間が必要になるというこ とです。受験勉強はスタートが早い人ほど有利になります。余裕のある人は単語や漢字を究 めて基礎を早いうちに固めておくのもいいかもしれません。授業についていくのが精一杯 という人は少しでも授業を丁寧に受けて、しっかり理解するということを心がけてみてく ださい。今頑張ったことは必ず未来の自分を助けることになります。 最後に、精一杯頑張ったみなさんが自分の夢をつかめることを心から願っています。