令7 創立50周年記念式典より(R7/10/31)「謝辞」
謝 辞
本日は、このように大勢の皆様にご出席を賜り、愛知県立安城東高等学校創立五十周年記念式典を挙行できますことを、大変光栄に存じます。ご来賓の皆様方には、ご多用のところご臨席を賜りまして、誠にありがとうございます。また、愛知県教育委員会教育委員、片山裕之様、安城市副市長、杉浦章介様、安城市名誉市民、杉浦正行様からは、本校に対する温かいお祝いの言葉を頂きました。そして、創立五十周年記念事業実行委員会の委員長である淺井浩一様からは、記念事業の目録を頂戴いたしました。学校を代表いたしまして、皆様に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
安城東高校は、昭和五十一年の学校創立以来、生徒の努力や教職員の熱意とともに、保護者の皆様、地域の皆様のお力添えを賜って参りました。また、同窓生の方々のご支援は、本校発展の大変大きな支えとなっています。このたびのさまざまな記念事業においても、多くの方々のお力添えを賜りました。そのお陰をもちまして、創立五十周年記念事業が無事に行われましたことを、改めまして御礼申し上げます。ありがとうございました。
さて、在校生のみなさん。この記念事業のメインテーマは、先ほどのご説明のとおり「達巻起こせ!東高DNA!!〜過去未来を紡げ青春時代〜」ですが、みなさん一人一人が今、いきなり竜巻のような大きなことを生み出すのはなかなか難しいと思います。そこでみなさんに「バタフライエフェクト」という言葉を併せて送りたいと思います。この言葉は、蝶の羽ばたきのような小さな変化が連鎖して、世の中に竜巻のような大きな影響を与えることがあるという意味でよく使われています。元々は気象学者のエドワード・ローレンツが提唱した考え方で、彼の論文のタイトルである、「ブラジルの一匹の蝶の羽ばたきはテキサスで竜巻を引き起こすか?」からきた言葉です。
つまり、私が言いたいことは、あなたがこれから小さな羽ばたきを実行すれば、それが回り回って将来大きな竜巻を生み出す可能性があるということです。それは例えば、七月十日の記念講演会でお話を頂いた、九州大学教授の中尾美樹先生や、九月二十七日の記念コンサートで演奏して頂いた世界的音楽家の、宮川正行さんと後藤正孝さんのように、です。その三人の先輩方も、本校に在籍されている頃から、小さな努力を積み上げられ、社会に出た後に大きな竜巻を起こされました。もっとも、竜巻を起こす場所は、世界という大舞台でなくても、あなたの人生において大きな竜巻であればよいのです。そのためには今から、どんなことでもよいので、小さな羽ばたきや変化を起こしましょう。行動しましょう。校歌の一番で歌われているように「ひたむきに足音響かせ、眉上げて」、また、三番にあるように「成し遂げん夢は確かに」、そのような気持ちで行動しましょう。それが回り回ってあなたの人生や未来を、安城東高校を、ひょっとしたら日本を、世界を変えるかもしれません。
安城東高校は今年の3月までに、一万七千人人以上の卒業生を輩出して参りました。そして多くの方々が幅広い分野でご活躍されており、地域の発展にご尽力を頂いております。こうした先輩方の存在は、生徒にとりまして、何よりの心の支えであり、将来への指針となっています。そこで、この五十周年と言う記念すべき年を節目といたしまして、安城東高校は、次の二つのことを、引き続き行って参ります。まず、国際的なグローバルな視野と、地域の発展に貢献できるローカルな視点を併せ持つ、グローカル人材の育成に寄与する学校であり続けること。次に、これまで以上に、地域の方々に支えていただける学校となること。この二点に向けて、職員一同、努めて参りますことをお約束申し上げ、結びの言葉といたします。本日は誠にありがとうございました。
令和7年10月31日
愛知県立安城東高等学校長 近藤和巳




