夏休み東高では?(3);3年生課外学習と1・2年生の部活動
●令和3年8月2日(月)、8月に入りました。安城東高では、7月29日に全学年対象の前期課外学習(いわゆる補習)を終え(全学年8月24日には後期課外学習が再開)、部活動の取組が始まっています。3年生については、8月6日(金)まで課外学習、その後の土日を含めた自習教室が続きます。
●各部活動では、1・2年生が中心となり、地区大会や記録会が続き、新人戦に向けた練習がスタートしています。
●今日は、私たち職員も来年度新入生のための新しい授業作りの検討会をスタートさせます。すでに、HPには簡単にその概要を説明しています。
●それは、「グローカルスタディーズ」(GLS)という学習です。「グローカル」とは、グローカルとローカルを合わせた造語で、“Think globally, act locally”「地球規模で考え、足元から行動しよう」という、 人類と私たちの将来を語るうえで非常に重要な標語として世界的に知られています。安城東高校では、令和4年度から、この考えをGLSとして授業で編成します。編成方針は次の通りです。
①この学習は、ユネスコスクールとしてのこれまでの本校の歩みを踏まえ、グローバルな視野で自己の足元を見つめ直し、ローカルな視点で行動できるグローカル人材の育成を目指す総合学習として編成します。
②1年生では普通科共通GLS、2・3年生ではコース別GLS(文系普通コースGLS、文系国際理解コースGLS、理系コースGLS)を学習し、ICTを活用して個別的で最適な学習体制を構築し、将来を見据えた大学進学への意欲を育みます。
●2020年、コロナ・パンデミックの影響により新しいライフスタイルの構築が求められています。特に、SDGsに代表される地球規模の人類の課題について、確かな統計資料をもとに、どの程度理解できているのでしょうか。また、それは私たちの身近な生活の中で、どんな課題として表われているのでしょうか。そして、地元企業や自治体・NPOなどの活動を踏まえ、私たちには何ができるか、考えて行動することがこのGLSの目指すところです。
●このGLSは、複数の教科の横断的な学習として組み、各教科の学びが実体社会の中で生きて働く知識として生かせるように内容を構成します。この発想は、新しく始まった大学入試共通テストが準拠する高等学校学習指導要領に基づくものです。令和4年度から、全国の高等学校の授業が新しい方針に従って始まります。