令和8年度 1学期終業式

令和8年度1学期の終業式を迎えました。新年度がスタートしてから3か月が経ちましたが、皆さんにとってこの3か月はあっという間だったでしょうか。それとも長く感じたでしょうか。

1学期は、私たち教員にとっても目が回るほど忙しい毎日でした。皆さんの顔と名前を覚え、新しいクラスでの活動や授業の準備など、多くのことに取り組んできた3か月でした。

きっと皆さんも、新しい環境や人間関係、学習に慣れるために気を遣いながら過ごしてきたことと思います。その分、忙しくも充実した日々だったのではないでしょうか。そして最大の行事である「東高祭」に向けて、さまざまな挑戦を重ねながら努力を続けてきたことと思います。

特に前期生徒会の皆さんは、「東高祭」の成功と、全校生徒の士気を高めるために、春の総体予選のお知らせや団長の意気込みなどを連日放送してくれました。そのおかげで、学校全体が一つとなり、団長やリーダーを中心に、皆さんのエネルギーと熱意があふれる大変素晴らしい「東高祭」となりました。では、来年は今年以上に充実した「東高祭」にするために、皆さんは何ができるでしょうか。「東高祭」は、皆さんが主体的に企画し、運営できる大切な行事です。「こうしたい」「こんなことをやりたい」という思いを形にするためには、生徒会だけでなく、皆さん一人ひとりが意見を出し、クラスや学校全体で話し合い、先生方とも相談しながら、時間をかけて積み重ねていくことが大切です。思いや不満があっても、「自分から言うのは嫌だ」「面倒くさい」と感じてしまっては、何も変わりません。だからこそ、「誰がやるのか」の「誰か」に、ぜひ皆さん自身がなってみてください。学校祭の準備から当日までで皆さんが学んだ一人ではできないことを皆で成し遂げる「コミュニケーションのパワー」で皆さんの声や思いを伝え、自ら動くことで校則も行事も、そして学校の未来も変えていくことができるはずです。

さて、話は変わりますが皆さんは日本人女性初の宇宙飛行士「向井千秋さん」を知っているでしょうか。向井さんは心臓外科医でありながら宇宙飛行士になった方です。先日、宇宙飛行士に応募したきっかけの記事を読みました。そこにはこのように書かれていました。

当直明けに新聞を読んでいたら,「日本人の宇宙飛行士を募集する」という小さな記事を見つけたのです。すごく驚きました。なぜかというと,その当時は日本人が宇宙飛行士になるなんて想像もできなかったのです。宇宙飛行士というのはアメリカかロシアの軍人,なおかつパイロットがやるものだと……。ところが,その記事にはそうではなくて,宇宙という環境を使っていろいろな科学研究をしたいから,研究者,医師,技術者といった人たちの中から広範囲にわたる実験・研究を理解できる人を探したいと記されていたのです。私が医学に没頭している間に,世の中の科学技術はこんなにも進歩して,一般の研究者たちが,地上の仕事を延長させてそのまま宇宙に持っていけるんだ,すごいなと思ったものでした。それで,「いいなぁ。宇宙から地球を見たらすごくきれいだろうな」と……。そういう壮大なものを見ると,たぶん自分の視野が広がって,考え方も今までより深くなるんじゃないかなと感じて,「やってみたいな」と思ったんです。これが最大の理由でした。こう書かれていました。

向井さんが宇宙飛行士に挑戦したきっかけはすごいなこんなことできるんだと思った好奇心でした。向井さんのように「やってみたい」「やってやろう」は想像できないほどの大きなエネルギーになります。宇宙への挑戦も皆さんのように学校祭などで大勢の人と関わり、何かを作り上げる、やったことのない分野に挑戦してみることも「うまくいかなかった」としても自分の視野が広がる大きな経験です。失敗を怖がらず、様々なことに「挑戦」する夏休みにしてください。

ぜひ、この夏休みは、先程紹介があった放送部の皆さんと、短歌に挑戦した1年生の全国大会に出場に続いて、皆さん自身のたくさんの「挑戦」と2学期にその成果を聞けることを楽しみにしています。

最後に、約40日間の夏休みが始まります。危険を予測して行動し、交通事故や水の事故には十分気をつけて、元気な姿で2学期の始業式にまた会いましょう。よい夏休みを。